多くの方にとって、フィットネスは「痩せるための手段」というイメージが強いです。体重の増減に一喜一憂し、ダイエットの成否を体重計の数字だけで判断する人も少なくありません。 しかし、フィットネスの本来の目的は、単に体重を減らすことではなく、心身の健康や生活の質を向上させることにあります。
今回は2回に分けて、多くの方が「フィットネス=ダイエット」という誤解を抱く背景について考察し、体重の数字に囚われない新しいフィットネスの捉え方を記事にまとめてみました。
フィットネス=ダイエットと捉えがちな理由
まずはここから「歴史的背景と文化的価値観」
日本では「痩せていることが美しい」という価値観が長い歴史の中で根付いており、フィットネスも「体重を減らすこと」として捉えられがちです。これは平安時代から続く細身の体型を理想とする美意識や、戦後の食糧難時代の影響で「質素な食生活」が推奨されたことにも起因します。こうした歴史的背景により、健康や筋力増強といった目的が軽視され、「痩せる=健康・美」のイメージが強調されることになりました。
メディアと社会的プレッシャー
テレビや雑誌、SNSなどのメディアでは、痩せることを推奨する情報が数多く流れています。特に女性に対しては「美ボディ」「くびれ」など特定の体型を目指すことが強調され、フィットネス=ダイエットという考えが広まります。また、インフルエンサーや芸能人が「〇kg減量」といった成果を公開することも、体重に囚われた考え方を助長します。
(そもそもこういった方は何でもお金になれば良い。専門的知識0。で発信している輩が99%)
健康意識の遅れと理解不足
日本では健康意識が高まってきているものの、運動の目的や効果についての理解が浅く、特に体脂肪率や筋肉量の重要性が認識されていません。その結果、フィットネスが「痩せるための手段」に留まり、心身の健康や生活の質を高めるという本来の目的が見過ごされがちです。
なぜ多くのダイエッターは体重の数字にこだわるのか
それは… 数字の目標としての体重 成果の見えやすさと認識の誤り この2点だけしか見ていない点
数字の目標としての体重
多くのダイエットプログラムが「体重減少」を成果の指標とするため、体重の増減がダイエットの成功・失敗を判断する基準となりがちです。体重計に表示される数字は分かりやすいため、「痩せているかどうか」を判断する際の基準として使われやすいのです。しかし、体重は食事内容や水分量、ホルモンバランスなどさまざまな要因で日々変動するため、その日の体重でダイエットの成否を判断することは誤りです。(そして、この部分をしっかり指導できないトレーナーが多すぎるという面もあります)
成果の見えやすさと認識の誤り
体重計に表示される数値は、見た目の変化よりもはるかに短期間で確認できるため、成果を感じやすいです。しかし、体重の減少が必ずしも脂肪の減少を意味するわけではなく、筋肉量や水分の変動で増減している場合もあります。このような誤解が、ダイエットが「失敗した」と感じる原因となり、挫折やストレスを招きやすくなります。
まとめ
今回はここまで。 次回は 「フィットネスを健康のための手段と捉えるには」 「体重に一喜一憂しないための実践アドバイス」 の2つの話題でこの記事をまとめていきます。
いつもここまで読んでくれてありがとう!この手の話題はきっと多くの方にとって耳を塞ぎたくなるでしょう。でもね、耳を塞ぐことで、自分にとって耳障りの良いことだけで欲しいい健康は手に入れることはできるだろうか?
3年後、10年後にあなたを守ってくれるものでしょうか?
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